ひとり
人間はひとりでは生きられない。
よくそんな言葉を耳にする。確かにそうである。
大切な家族がいて、大切な友達がいて、今まで出会った人がいて今の私がある。
手をガンマークにして「パーン!パーン!」
口から発せられる擬音は、子供のマネごととは少し違いどこかむなしさを覚える音であった。
「人を殺す練習をしたんだ。」
また、別の老人がこういった。
「お国のために戦ったんだ。」
終戦からたった62年。62年前の今日、広島、長崎・・・
そして、私が今ここにいる川崎はどうであったのだろう。
私は言葉に発することもなく、テレビをぼんやりと眺めながらこう思った。
『貴方が戦ってくれて、守ってくれた国があるからこそ、今があって未来があるんです。ありがとうございます。』
美しい国、日本
民主党の圧勝で終わった選挙戦も、インドネシアと経済協定を組もうがそんなことは関係ない。
私たちのために戦ってくれた戦士たちは、今の日本をどう思うのであろうか。
また、今も暗い海のそこで眠っているどこかの国の戦士たちはこの世界を平和な世界だと思ってくれるのだろうか。
この人たちの思いを無駄にしたくない。
戦争を経験してきた方々を絶望させたくない。
私たち子孫は「宝」なのだ。
そんなことを考えた。
終戦から、62年と6日後。
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